【第2号】 起業までの心構えA |
■さて、鬼頭式経営術も第2号となるわけですが
ここでもう一度このメルマガでお伝えしたいことを
整理しておきたいと思います。
▼経営とは同じことをすれば、同じ結果が得られる
▼経営とは皆さんが思っている以上にシンプルである
この2つが、鬼頭式経営術の極意です。
あなたは
「短期間で売上を2倍にする方法」
といった、小手先のテクニックやノウハウに飛びついていませんか?
こういったノウハウを否定するわけではありません。
立派なノウハウですし、同じことをすれば、同じように結果を出せます。
しかし、私がこのメルマガでみなさんにお伝えしたいのは
経営の本質とは何かということです。
経営とは、ハイリスクな経済活動ですが
決してギャンブルではありません。
経営の本質を理解し、正しく経営を行うことで、
リスクを最小限にし、リターンを最大限にすることが可能なのです。
それでは本日の鬼頭式経営術お楽しみください。
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<今日の鬼頭式経営術。>
【 起業までの心構え 第2部 】
〜どのビジネスをするのかを選んだ時点で、成功の80%が決まります〜
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■今日の鬼頭式経営術は前回の続きで【 起業までの心構え 】です。
まず最初に、前回の内容は
▼「どのビジネスをするのか」を選んだ時点で、成功の80%が決まる
▼私が八百屋での起業を志さなかった理由
この2点でした。
そして、今回は外食産業での起業を志した理由についてお話し
起業する際に心得なければならないこと
成功の80%を左右する非常に重要な鬼頭式経営術をお届けします。
■外食産業での起業を志した理由とは?
その後、私はふとしたきっかけから外食に興味を持ち、
直感的に面白いと思ったので調べてみました。
<本文内の数字は私の記憶によるものです。
間違っていることがあるかもしれませんが
細かな数字ではなく、イメージとして理解してください>
すると、30兆円近い巨大市場を
80万店舗の飲食店が構成していることがわかりました。
ちなみに業界1位はマクドナルド、2位がすかいらーくでした。
そしてこのダントツに近い業界1位と2位の店舗数の合計は
7000〜7500店舗程度。
80万店舗のうち7000〜7500店舗ということは
店舗数では1%のシェアもないわけです。
売上高を調査しても上位20社の売上シェアは
10%以下だったように記憶しています。
さて、それではここから導き出された
起業を志す市場を選ぶための最大のポイントとは何なのか
ここまでの話から皆さんも考えてみてください。
少
し
考
え
て
み (ここは考える時間です
て お急ぎの方は↓へ進んでください
く そうじゃない方は、是非考えてみてください)
だ
さ
い
・
・
・
■最大のポイントは?
この外食産業のように
▼市場規模が大きく大手の寡占が緩い業界は、大変魅力があります。
参入余地が大きいうえに
それなりの規模まで成長できる可能性が高いからです。
逆に、今から自動車メーカーや、コンビニチェーンの会社を興しても、
大手企業には勝ち目がないということはイメージできますよね。
市場の規模は十分に大きいのですが
大手企業の寡占状況がきついからです。
起業とかベンチャーと聞くと
ITやバイオなどの急成長市場を思いつく人が多いと思いますが
本当に狙うべきは、
▼もうすでに大きな市場が形成されており、且つ大手の寡占が緩い業界です
このような観点から見たとき、外食産業は
参入する価値のある業界であったことが、ご理解いただけると思います。
(もちろん現在の環境は当時とは少し違っています)
ここの業界選択が最初にして最大のポイントなのです。
■外食産業での起業を選べば、それなりに成功できる可能性はありますが
例えば、コンビニチェーン、自動車メーカー、総合スーパー
インターネットのポータルサイトの運営などを選んだら
その時点で失敗が決まったも同然です。
このことはご理解いただけるのではないでしょうか?
それでは、今回の鬼頭式経営術はここまでです。
次回はまた来週お届けします。
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<あとがき>
少しだけ本文の続きになりますが
私はローリスクで起業したために、ローリターンであったのか?
確かに、急成長市場で成功された方よりはローリターンだと思いますが
皆さんはどう思われるでしょうか?
一般的に考えれば十分すぎるほどの成果を挙げられたと思います。
皆さんもまず第一歩を踏み出しましょう。
しっかりと勉強し、リスクを減らすことができれば
あなたに期待以上の成果をもたらすことになると思います。
2回にわたりお届けした「起業までの心得」いかがでしたか?
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もしかしたら本文中でご紹介するかもしれませんので
掲載しないで・・・という場合は一筆お願いします。
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