【第26号】 居酒屋の時代が終わる?! |
こんにちは、鬼頭宏昌です。
先週の木曜日に、とある飲食店さんで食事をしておりました。
そのときは、某フリーペーパーの販売金額が全国でトップの
営業の方と一緒でした (その方とのお付き合いはかれこれ
数年になりますが、かなりやり手です)。
その食事の席で、その方が私に言った一言が、非常に
ショッキングでしたので、ご参考までにメルマガを書かせて
いただくことにいたしました。
多くの居酒屋経営者にとって、衝撃的な一言かもしれませんが、
所詮は飲んでいる席での話ですので、気軽にお読みください。
彼女が私に向かって言った一言は、なんと・・・
「鬼頭センセイ、居酒屋の時代は終わりつつありますよ!」
(彼女は最近、私のことをセンセイと呼びます、ちなみに漢字
ではなくカタカナだそうです・・・)
その言葉を聞いた瞬間に、私の心は激しく揺れ動きました。
もちろん、それは居酒屋の経営をしてきた者として、非常に受け
容れ難い、見解ではあります。
しかし、自ら経営をしていたからこそ、その方向観が間違っては
いないことが、良く分かるのです。
なぜ、彼女がそのように感じているのか?
一言でいえば、居酒屋が「飽きられてきている」ということなのです。
たしかに・・・
職場の人間同士の受け皿として、居酒屋は今後も非常に強い
集客力を発揮しつづけるとは思います。
しかし、個人の利用を考えると、従来どおりの業態では先が見え
ているのではないか、と感じてしまいます。
その理由はいくつもあります。
・根本的にアルコールを飲むことに対してのニーズが細ってきて
いること。
・似たような店が増えすぎていること
・法改正の悪影響
など、言い出したらキリがありませんが、居酒屋という市場のライフ
サイクルが終了しつつあるような気がして仕方がありません。
もちろん、これはある程度の都市部で、市場の成熟が進んでいる
地域に限った話ではあります。
地方都市であれば、まだまだ、居酒屋の事業を伸ばすことは出来
ると思います。
また、都心部で居酒屋の経営をされている方は、不快な思いをする
かもしれませんが、一つの見解として受取っていただけると幸いです。
もちろん、真実を受け止めて、対応していくことが経営活動という
ものであります。
10年前に、私が居酒屋市場に本格参入を決断したときは、客単価
3000円以上のオシャレな業態を作ることで、居酒屋市場全体のパイ
が膨れていくことが予測できました。
しかし、現在の居酒屋市場は、当時のように、更なる成長カーブを
描けるような、新しいトレンドが見当たらないように思います。
数年前に、ワタミの社長は、アルコール比率20%程度の、居酒屋
とファミリーレストランの中間業態の市場が、急速に拡大していくと
予測していました。
ITバブルの真っ最中の頃の話です。
しかし、当時、そのような社長の見解に基づいて、ワタミが開発した
「和み亭」は失敗に終わりました。
(そういっても間違いではないと思います)
私は、当時、渡邉社長の予測した外食業界の未来が、やっと今に
なって実現に向かってきているのではないかと感じたりしています。
3年ほど前から事業売却を決断するまで、私にとって最も大きな
悩みは、居酒屋市場において、
「明確に差別化できるポイントが無くなってきている」
ということでした。
一昔前は、立派な空間を作れば、集客は可能でした。
また、数年前であれば、創作料理を作ることが出来れば、それだけ
で差別化になりました。
それが、市場の成熟化に伴い、あらゆる業態が世の中に投入されて
しまったのですね。
当然、競争は激化しますので、新たな競争力を何処に求めるのかを
考えさせられることになります。
もちろん、私は3年前から、居酒屋に依存した事業ポートフォリオを
構造改革するために、新規事業の開発に乗り出しました。
居酒屋業態での差別化も必要ですが、居酒屋事業に完全に依存
しない、企業体質を作ることは、もっと大切だと考えたのです。
紆余曲折を経ることとなりましたが、その結果は、成功であったと
いっても過言ではないと思います。
ちなみに新規で参入した市場は、「ラーメン」と「しゃぶしゃぶ」でした。
私は、基本的に事業で大きな失敗をしたことがありません。
もちろん、小さな失敗は数限りなく、してきてはいます。
しかし、なぜか最終的に上手くいってしまいます。
人並みはずれて、運がいいというのは事実ですが、実際に新規事業を
自分で始めて実際に成功に導く中で、強烈に発見した成功法則がいくつ
もあります。
そして、新規事業で致命的なミスを犯さないための、開発手法も
論理的に説明がつくようになりました。
■どのようにして、これからの未来を予測するのか?
■参入しても良いと考える市場の選びかたは?
■これからの飲食経営に必須の「ブランドによる差別化」とはなにか?
■3C分析こそ、経営者必須のスキルである。そのポイントは?
などなど、私自身の数限りない小さな失敗と、そこから掴んだ大きな
成功が、何によってもたらされたのかを完全に公開したセミナーDVD
はコチラになります
→ http://www.f-connect.jp/kyouzai/dvd1/
追伸:
本セミナーDVDの中で、私は経営で成功するコツは、
1、現事業が健全なうちに、次の事業の種をまくこと
2、変化に対応すること
の2点を解説しています。
どのように、事業を変化させ、いかにして成功確率の高い新規事業
を開発するのか?
その全てを、解説しています。
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現在の注文状況では、かなり高い確率で年内に在庫がなくなります。
もちろん、再販はいたしませんので、この機会に是非、お買い求め
下さい。
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