【第74号】 バスジャック事件に思うこと |
こんにちは、鬼頭です。
昨日、14歳の中学生がバスジャック事件を起こ
したニュースがワイドショーで持ちきりです。
先日の秋葉原の事件といい、最近、変な事件が
多いです。
ワイドショーは面白がって、好き勝手な報道をして
いますが、彼らに共通しているのは明らかに
愛の欠乏です。
家庭内で愛情を注いでもらえなかったがために
この様な事件を起こしているとしか思えません。
例えば、秋葉原の事件で容疑者が書き込んで
いた携帯サイトの内容を見ると
「会社に行ったらつなぎが無かった」、とか
「俺を必用としていない」、とか
そんな、話ばかりをしている。
寂しくて仕方がなかったのだと思います。
つなぎが消えていることを発見したとき、
彼はキレまくって、暴れたといいます。
親から愛してほしくてたまらないのに、
愛してもらえなかった記憶が無意識によみがえり、
暴れているのだと思います。
昨日のバスジャック中学生もそうです。
親から叱られて、家族をメチャクチャにしてやりたい
という衝動に駆られたらしいです。
これも、親から愛されたいという思いの裏返しです。
自分のことを見ていて欲しくて仕方がない。
だからといって、事件を起こすのは問題外ですが、
彼らだけが悪いのかと言えば、親の責任も同様に
大きいと思います。
そもそも、なぜ、子供の愛が欠乏するのか?
おそらくですけど、、
条件付で子供に愛情表現をするからだと思います。
テストの結果がよければいい子。
自分のいうことを聞いてればいい子。
おとなしくしていればいい子。
という具合に、子供に対して、なにかと条件をつけて
いる親はかなり多いのではないかと思います。
個人的にみていて、もっとも心が痛むのが、
子供の学歴を高めようとしている親。
子供に幼き日の勉強できない自分を投影し、
子供がそれを乗り越える様を見ることで、
自分自身の強い劣等感を必死で払拭しようと
したりします。
自分のコンプレックス解消のために子供を利用
しているわけです。
その際の、殺し文句は常に
「この子の人生のため」
となります。
高学歴が良い人生に結びつく、と信じている時点で
世の中のことを何もわかっていないと思いますが、
いずれにせよ、子供はたまったもんじゃないです。
学歴なんか本当にクソの役にも立ちません。
私は地元の三流大学中退のご身分ですが、そこに
コンプレックスなどは皆無です。
人間は、生まれながらに自分のミッションを決めて
いる節がありますので、
それを見つけてる手助けをし、応援してあげるような
子育てがいいと思うんですけどね。
子育ての話はさておきまして。。
彼らのように犯罪を犯すのは、かなり極端なケース
ですが、
最近、本当にみんな、愛に飢えているなぁ〜、
と実感すること多いです。
焼きとん屋さんの、お客さんを見ていてもそうです。
一人で来るおじさん達は、やきとんが食べたくて
来ているわけではなく、
明らかに、店員さんと話がしたくて店に来ています。
家に帰っても、嫁さんに不機嫌な顔をされるので、
その前に自分を笑顔で温かく迎えてくれる居酒屋に
立ち寄るわけです。
これからは、店を選定する際の決定打(KBF)が
かなり大きく変化を遂げていく可能性は高いです。
小規模飲食店は特に、お客さんとの人間関係が
決め手になっていくことが予想されます。
愛に飢える時代に、愛を与えることの出来る人間が
必要とされるのは当たり前です。
結果、お客さんが押し寄せるので、愛の深い人間が、
豊かになるわけです。
これは、非常にいい傾向です。
昨日も、名古屋のNECインフロンティアさんの依頼で
セミナーを行ったのですが、
その事前打ち合わせで、「面白いな〜」と感じる話が
ありました。
女性2人と打ち合わせをしたのですが、
彼女たちは一人で飲みに行くことがよくあるそうで、
その際に、
「おつかれさまでした」
と、店員さんに優しく声をかけられる店にはリピートし、
「お一人ですか?」
と、声をかけられる店には、行きたくなくなる
と言っていました。
そんなヤボな質問をする店に対しては、
「こいつ女性一人客の気持ちをわかってねぇ〜〜」
と感じ、ソッポを向くわけですね。
彼女達もまた寂しいのであります(涙)。。。
長々と書きましたが、
日本全国1億総「渇愛」時代はすでにスタートしています。
この愛を求める(寂しさを紛らわす)需要は膨大です。
このことが、今の不況に打ち勝つ、キーワードに
なるような気がして仕方が無いです。
追伸:
セミナーの残席がとうとうあと1席になりましたー。
お申し込みをいただいた方、ありがとうございます!!
お待ちしています。
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