【第9号】 洗礼を浴びて気付いたこと |
こんにちは、経営請負人・鬼頭宏昌です。
大変ご無沙汰しております。
いつも、私のメルマガを購読していただき、本当にありがとうございます。
先月の20日に「小さな飲食店成功のバイブル」が発売になりました。
お買い上げいただいた方には、あらためて感謝しています。
日経MJに広告掲載した効果もあり、おかげさまで、出足は順調です。
地元の大型書店では、ビジネス書のベストセラーになっています。
また、読者の方からメールが届くようになり、楽しくすごしています。
今回のメルマガは、前回の続きになります。
まだお読みになっていない方は、私のホームページからどうぞ
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■ここから本題です・・
基本的に、ビジネスマンにかかわらず人間は感謝の気持ちが不足すると
それに気付かされるような出来事に見舞われます。
従業員に対して感謝の気持ちの無い私は
従業員の大量退職の危機に直面することで
働く人間がいて初めて企業が成り立つことに気がついたのでした。
私は、従業員に対して感謝することを学んだと同時に
特定の人材に依存しないような仕組みづくりを始めました。
「お分かりいただけますでしょうか?」
■社員に対して感謝の気持ちを強く持つ一方で
万が一、将来同じ問題が起きても
店が運営出来るような体制作りを同時に進めたのです。
これは経営者として極めて重要なバランス感覚であると思います。
このような属人性をなくすスタンスと感謝の気持ちは
一見矛盾しているように見えるかもしれませんが
なんら矛盾はしていません。
従業員が突然いなくなり、店が開けられない状況を
作っているようでは経営者失格です。
■会社を支えているのは、決して従業員だけではありません。
お客様、取引先業者、株主、各種金融機関なども
従業員と同様に会社経営においては大切な存在です。
そのようなステークホルダーに対して、最適な利益配分を行えるのが
いい経営者なのだと私は思っています。
■私は属人性を限りなくなくすための仕組みを
セントラルキッチンに求めました。
そしてセントラルキッチンが機能し始めたことで
その後の急速な店舗展開の準備が整ったことは言うまでもありません。
このように一見、自分に対して不利益にみえる出来事も
長期的な視点に立ってみれば
最終的には全てが良い方向に向かっているのではないでしょうか?
今振り返ってみれば、自分を悩ませた問題や理不尽な仕打ちも
全てはそれ以上に大きな成功を収めるための
試練に過ぎなかったように思います。
試練とそれを乗り越えたときに受け取る「報酬」は
常に2つで1つなのでしょう。
このことは、本当に大きな気付きだと思います。
■現在、なにかに苦しんでいる方がいたとしたら
私からお伝えしたいのは、自分に見合った苦労しか起こらない
すなわち「乗り越えられない試練は無い」という事実です。
そして、自分が望む報酬は
それを乗り越えたときにしか受け取ることは出来ません。
自分の周りに起こる出来事の「解釈」を前向きに変えることで
前に進んでもらえればと思います。
(おわり)
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■追伸
来年4月に新刊を出すことになると思います。
その際はぜひよろしくお願いします。
それと、月刊「飲食店経営」で来年から連載を始めます。
飲食店経営者の方はぜひお読みください。
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