【第107号】 自動車産業の没落と、信頼の経営 |
こんばんは、鬼頭です。
最近、大手企業のリストラや政府による支援などの
ニュースが尽きないですね。
例えば、派遣切りが社会問題化していますが、
そもそも、企業としては、こんな嵐の時期に備えるために
派遣サービスを活用している訳でして、、、
まあ、どれだけ、騒いでも無い袖は振れませんので、
仕方が無いことと思います。
この週末も、米ビッグ3の話題で持ちきりでしたね。
「大きすぎて潰せない」
という、話が過去のものになるかもしれないですね。
今回の、緊急融資がどのような形で決着するにせよ、
ビッグ3に対する融資などは、完全に一時しのぎの
お話しでして、
そのうちパンクすることは明白です。
それくらい、自動車産業は危ないです。
これは、もう強烈。
現在、勝ち組のトヨタだってどうなるか分かりませんよ。
下半期の決算は、マイナス1000億円ですし。
20世紀は、完全に自動車の世紀でした。
しかし、これから大きな変化を迎える可能性は高い。
次の産業が何になるか分かりませんが、
自動車産業が没落することは明白ですね。
国を代表する企業が窮地に立たされても、
何も違和感も無いのが、今の私の正直な感想です。
そもそも、自動車がなくても生きていけますし、
多少、古くなっても、車はちゃんと走りますので、
買い換える必用も無いわけです。
その点、食べ物の店はいいですよね。
昔から言われていますよね、食べ物屋はなくならないと、、、
でも、客単価4000円くらいのダイニング業態に関しては
総崩れの時代になります。
なくならないのは、生活に密着した業態だけで、
高付加価値型の飲食店で成功できるのは全体の
10%いるかいないかの時代になります。
この辺の予測は、セミナーや勉強会、
それと、名古屋まで店舗見学に来てくれた人には特別に、
お話しをしてみたいと思っています。
話しを、大企業に戻しまして、、
恐竜は大きいから絶滅したわけではない、
変化に耐えられなかったから絶滅したのだ。
という、言葉を最近、耳にしました。
もちろん、そのとおりだと思いますが、、、
大きなものが変化するのは難しいんですよ。
環境の劇的な変化には、図体の大きなものは適応する
のが難しいということです。
新刊の中で、
「何も持たないものにとってチャンスの時代」
といったのは、そういうことです。
よろしいでしょうか?
私たちには、大手企業ほど安全だという常識が
出来上がっていますが、
2009年から、その常識は完全に崩壊に向かいます。
だって、トヨタがなくなっても不思議じゃないですもん。
そんなわけが無い!
と言う方。
20年前に、GMが倒産することを予測した人は
いませんでしたよ。
今回の時代の変化は、恐ろしいほど大きなものになります。
それは確実に、企業に依存して生きるのではなく、
自らの足で立って歩くスタンスを求められるようになります。
今日、新聞で、トヨタの労組が、08年以上の賃上げを
要求するというニュースを見ました。
信じられないです。
自らの首を自らで絞めても仕方が無いでしょう。
お金はふってわいてはきません。
ビッグ3の救済案が流れたのも、労働組合が反発したから
というニュースもあります。
キャッシュが無いのに人を雇うことは出来ないです。
そもそも、経営と労働なんて概念は消えてなくなり
ともに歩むことが大切になる時代が来てますよ、確実に。
21世紀は、信頼に基づく経営を行える経営者のみが、
生き残ります。
労働者にとって、「経営」は敵対するものではなく、
自分を守ってくれるものであることを、
今一度、再認識していかなくてはなりません。
そして、経営を守るのは、経営者だけでなく、ほかならぬ
自分自身であることを知らねばなりません。
時代を無視して、経営者に無理難題を押し付けると、
労働者自身にしっぺ返しがくるよ。
すさまじい加速度をつけて!!
この恐慌は、確実に、感謝や信頼をはぐくむチャンスになる。
そう思えば、しばらくの痛みも価値が出るはずです。
逆にいえば、そういう社会に巻き戻さなければいけない
時期でもあるのです。
まずは、経営者自身が恐れをなくし、信頼で生きることですね。
そんな、他者への信頼に溢れたスタンスをとることによって、
従業員の態度を変えていく必要があると思います。
本当の話しですよ。
さて、年末までのメルマガで、
これからの時代に一番大切なことと、
2007〜2008年の私自身の行動をまとめてみたいと
思います。
起業というものを知ることが出来ると思います。
ではでは、
追伸:
年内の店舗見学の予約は終了いたしました。
これからは、来年の募集をします。
新年の挨拶がてら、お気軽にどうぞ。
http://www.f-connect.jp/contact.html
また、メール相談を送っていただいたかた。
来週に随時、コメントいたします。
今しばらく、お待ちください。
それと、メールには、電話番号を記入してください。
連絡先を書かない方への返信は、いたしかねますので
ご了承ください、、、
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今の悩みをメールでお寄せください。
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