【第155号】 モチベーションについて |
こんにちは、鬼頭です。
今朝、読者様からご質問を頂戴したのでメールしてます。
質問の内容は、
「モチベーションの源はなんですか?」
というものでした。
しかも、「返信はメルマガでお願いします」
というリクエスト付き。
時間があったのでリクエストにこたえようという気になり
配信をしております。
この質問、実はセミナー等で良くされます。
まず、モチベーションの高さを保つ事に関してお答えしますが、
モチベーションの高さは、「才能」だと思います。
私は、意識(モチベーション)が高いほうだと思いますが、
ただの一度たりとも、自分のモチベーションを高めようとして
努力をしたことはありません。
高める努力もしていないのに高い、ということは、
もって生まれた才能としかいい様がないです。
ですので、モチベーションが高い自分であることに対して、
感謝してみたいと思います。
ちなみに、自己啓発セミナーには、一度も参加したことありません。
「地獄の特訓」というようなセミナーがありましたが、
なんでお金払ってまで、地獄を体験しなきゃいけないんですかね。
天国の体験ツアーなら、行ってもいいと思うんですが。
とはいえ、モチベーションを高める方法をあえて言えば、
「好きなことを仕事にする」
ということですね。
嫌なことをしていて、モチベーションを高めるなんて僕にも
不可能です(笑)。
嫌なものは嫌だからね。
その反対に、好きなことやってれば、モチベーションは嫌でも
上がりますよね。
そういう意味では、僕の場合は、もともとモチベーションが高いうえに、
好きなことしかしていないから、
いつもモチベーションを高く保てている、といえるのかも知れないです。
でも、モチベーションは、高い状態を保つことが重要なのではなく、
「何がその人のモチベーションになっているのか?」
ということの方が、重要だと思います。
先日、グッドウィルの折口さんが破産しました。
実は以前、私のサイトで、折口さんの著書である、
「起業の条件」をかなり推奨しておりました。
これ名著ですよ。
「旗籠家」の経営をしているころ、バイブルの様に読んでいました。
そういう意味では、私は彼のファンの一人でありました。
名著(?)「起業の条件」の中に、彼の生い立ちが書いてあります。
めちゃめちゃざっくり言うと、
「子供のころ、父親の経営する会社が倒産し、
裕福な生活が一転して貧乏生活になった。」
というものです。
幼少期にこういった経験をした人が、大経営者になる
ケースって多いです。
彼らは劣等感がモチベーションの源になっている。
強烈な劣等感が、くるっと裏返り、強烈なパワーとなっている
わけですね。
非常に分かりやすいモチベーションです。
私の大切な友人が、
「事業を起こすときの動機が非常に大切だ」と、
いつも、お話してくれます。
理由は、会社が大きくなるにつれて、動機も一緒に
大きくなるからだと。
例えば、「世間を見返したい」という動機で起業すると、
会社の成長とともに、
「世間を見返したい」という思いも膨れがちになります。
折口さんの借金は、300億円を超えていたといいます。
「上場企業のオーナー経営者が何で300億円も借金する必要があるの?」
って思いません?
挙句の果てに、返せなくなって破産してる。
事業で失敗して破産するなら分かるよ。
なんで、会社を上場させて個人破産するんだよっ、て。
折口さんの人生って、友人の言葉の典型的な事例です。
「挫折をバネに」、といえば聞こえがいいですが、
劣等感をモチベーションの源にしているから、どこまで行っても
「金持ちになって、世間を見返したい」
という欲が、果てしなく膨らみ続けたのではないかと思います。
過去の人生において、普通に女の人にもてて、社会から
認められていたら、そこまではしないよね。
もちろん、本人にそんなこと聞いても、真っ向から否定するよ。
でも、本心は所詮、そんなもんだったりする。
事業を始めたての頃に、そういった動機があることは、
必要悪かもしれないので、そこまで否定はしません。
かの松下幸之助翁だって、貧乏が嫌で起業しているのだから。
でも、成功にともなって人生観を変える必要はあると思う。
これからの時代、自分自身と対話する習慣が、非常に
重要になるのではないかと思います。
とくに、劣等感などのマイナスというか陰の部分。
何か行動をしようとするとき、本当の自分自身と対話を重ねる
姿勢こそ重要なのだと思う。
そうして、必要以上に何かを欲しがる心をおさえていくことで
「過剰ポテンシャル」が解消され、
逆に思い通りの人生になっていくのかも知れない。
最近のマイブームの一つである、
「過剰ポテンシャル」の解説は、また改めてします!
あっ、そうそう。
僕のモチベーションの源になっている部分に関しては、
まだ発表できないです(笑)。
自分との対話がまだ不足してますと感じるので。
ではでは!
追伸:
親友の井澤さんが出版しました。
読み応えがありすぎて、読むのに時間がかかり、紹介が
遅れました。
彼らしい誠実な本だと思いました。
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