お久しぶりです、鬼頭です。
前回、メルマガを発行してから、3週間が経過しております。
10月は出張続きで非常に忙しかったので、配信が遅れ気味
でございました。
本当にスイマセン、、、
10月20日に、豊橋駅前に焼きトン業態がオープンしました。
11月は一休みして、12月には今の時点で2店舗の出店が
決まっております。
年末までは、がっちり忙しそうです。
それはさておき、
シルバーウィーク明けから、消費の落ち込みが顕著ですが、
2010年以降も、景気は厳しさを増していきます。
政府が発表する経済指標は、まるで当てにならないと、
消費者向けビジネスをしているほとんどの方が、
感じていらっしゃるのではないかと思います。
先日、日経から発売になるDVDの撮影のため、
亀有に行ってまいりました。
その際に頂戴した質問に対する、自分なりの考えを
シェアしたいと思います。
少しでも、お役に立てれば幸いです。
【 客席回転率を高める方法 】
小型の店舗において、「客席回転率を高める」、というのは
ある意味で永遠のテーマとなりますが、
結論を言えば、
「商品の提供スピードを上げる」
以外に、方法はありません。
一定の時間で、お客様を帰すわけには行きませんし、
無愛想な接客をして居心地を悪くするわけにもいきません。
つまり、お客様をコントロールすることはできないので、
自社でコントロールできる、「商品の提供スピード」を上げる、
ことしかできないということになります。
現在、お客様が多数来店しているにも関わらず、客席が埋まって
いるために売上が上がらない、
という、非常にうらやましい悩みを抱えている方は、商品の
提供時間に着眼してください。
というか、それしかできません。
お客様をコントロールするようなアプローチは避けていきましょう、
ということですね。
ぶっちゃけ、私達が居酒屋をやっていたころは、2時間制と
いうものがまかり通る時代でした。
席に着いたら、お客様の状況に関係なく2時間で帰って
もらうという、システムです。
今の時代に、こんなことをやると、潰れちゃいますよ。
2時間で帰されてまで、「行きたい」、と思ってもらえる居酒屋は
一握りの名店を除き、ほとんどないですからね。
お店本位の経営スタンスは、短期的には業績を上げますが
長期的には価値低下をもたらします。
【 商品の提供スピードを上げるには 】
これは、仕込みのウェイトを高めるということです。
ファミレス業態において、サラダを盛り付けてストックする
というのは、最たる事例ですね。
盛り付け済みのサラダを提供するのと、
オーダーを受けてからサラダを盛り付けるのでは、
提供スピードは全然違います。
オーダーを受けてから行う調理を減らせば減らすほど
提供スピードが上がるのは、当たり前です。
でも、やりすぎると、クオリティーが落ちます。
その見極めが大切なんですけど、、、、
あとは、作業のムダをいかに減らすかですね。
職人さん主体で、キッチンのオペレーションを組んでいるうちは
作業効率は上がっていきません。
【 客単価を上げる方法 】
客単価を上げると一言でいっても、店舗によって取るべき
アクションは千差万別ですので、
今日は、一つだけ、盲点になりがちな視点を紹介します。
店舗の滞在時間と客単価には相関関係が存在します。
※ターゲット層や業態にもよりますが、、、
お客さまは、居心地が悪いと、「早く店を出よう」という気持ちが
無意識に働きます。
結果として客単価が下がることになります。
チェーン店などは顕著ですが、同じメニューを出しているのに
立地によって、客単価の違いが生まれるのは当然です。
しかし、立地が似通っているにもかかわらず、客単価がかけ
離れることがあるわけです。
自分の店の客単価が想定とかけ離れているのであれば、
メニューを見直す前に、お客さまの立場に立ち、居心地の
よい空間になっているのかを見ることです。
居心地の良さを阻害する要因はまちまちです。
店内のレイアウトであったり、接客であったり、従業員同士の
態度であったり。
居心地が悪くなっている原因を現場でつかまず、
メニューや価格の変更で、乗り切ろうと思っても、
乗り切れないことは多いです。
やはり、現場は重要ですね。
客単価を上げるというテーマは、店ごとにやるべきことが違うので、
本当に書きにくいのですが、
盲点になりがちな視点を紹介させていただきました。
皆様のご参考になれば幸いです。
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