【第202号】 エビゾウ事件 |
こんにちは、鬼頭です。
いよいよ年末ですね。
ってか、今日から12月に入っています。
本当に時間が過ぎるのは早い。
居酒屋さんは、12月が勝負ですので、この1ヶ月は
本当に頑張っていただきたいと思います。
いろいろと書きたいテーマはあるのですが、今回は、
市川海老蔵という人物について、思うことを書いて
みたいと思います。
ご存知のとおり、彼が、六本木でボコボコにされた事件が
ネットのニュースなどで毎日、報道されています。
事件が起こったことを知ったときから、暴力行為は
何があっても許されることではない、と思う反面、
あれだけ殴られるには、殴られるなりの理由があると
思っておりました。
盗人にも三分の理、というやつです。
すると、事件が解明されるにつれて、
日ごろから、よく人を怒らせていた、とか、
相手グループに対して、かなり非礼な態度をとっていた、
という記事が、どんどん出てきております。
当日、どんな遣り取りがあったのかは、本人同士にしかわかりませんが、
私なりの想像と解釈をしてみたいと思います。
まず、彼は、伝統と格式を重んじる家系に生まれていますので、
父親からかなり厳しく育てられていたのではないかと思います。
家系の中で、あるべきレールがかなり厳重に敷かれており、
そのレールの上を歩けば褒められ、外れるとしかられる、
という、教育スタンスが徹底されていたのではないかと。
もちろん、その目的は、成田屋の社会的評価を崩さないこと、
すなわち、面子を守ることが、代々伝わる成田屋最大の
ミッションではなかろうかと思います。
そんな環境ゆえに、成田屋のレールにのっていれば褒められ、
そのレールから外れた行動をとれば、きつく叱られていた可能性が
高いと思います。
「おまえは成田屋の伝統を守るために生まれてきたのだ」と。
それは、有言なのか無言なのかは、わかりかねますが、
そんな環境で育ったことは間違いありません。
すなわち、彼は家族から、常に条件付で愛されていたということです。
結果、愛に飢えた人間に育つわけです。
海老蔵さんは、モテ男として知られていますが、
「なぜ、彼はもてるのか?」
という、概念の上には、
「なぜ、彼は女性を求めるのか?」
という世界が存在しています。
なぜ、あれほど女性を求めるのか?
それは、女性が好きなわけではなく、
女性を口説き落とし、相手から求められることで、
「自己重要感を感じたい」
という欲求に依拠しているのだと思います。
すなわち、自分という存在を親から認めてもらえなかった
寂しさを満たす代替手段として、
女性を口説いているのだと思います。
また、彼は、飲み始めると、相手を見下す発言をよくしていた
らしいですが、
その理由も同じです。
芸を教えられる過程(もちろん現在も)で、常に父親や先代の偉人と比較され、
「未熟者」と、否定され続けているはずだから、
彼は、自分に対して、自信を持てていないと思います。
ゆえに、相手を見下すことで、自分を満たしていることが考えられます。
典型的な渇愛人間、
それが市川海老蔵の本質ではないかと思います。
「人間はロボットである」、というのがグルジェフの教え。
人間というのは、パターンに支配されていますが、
自分の行動にパターンがある、ということに気付いていない
人がほとんどです。
もちろん、海老蔵さんも、自分の行動パターンに、
気付いておりません。
満たされなくなると、飲みに出かけ、
その場に居合わせた人間に因縁を吹っかけ、自慢をしまくり、
女性がいれば口説く、
というように、
瞬間的に、自分が満たされる行動をとった結果、トラブルを起こす。
そんな自分の行動パターンに気付いておらず、
ロボットの様に、同じ問題ばかりを起こしています。
そんなパターンから抜け出すには、どこまでいっても
自分自身の内側との対話を継続するしかありません。
それは、彼だけの話ではなく、私たちも同じ。
いつも同じところで、問題が起きている経営者さんは
本当に多いですし、
もちろん、私には私のパターンがあります。
そんな、自分のパターンと、パターンを生み出している
本当の原因を、強烈に自覚し、
パターンを変えていくことこそ、重要なのです。
そのためには、自分と向き合い続けるしかありません。
海老蔵さんから、学ぶべきは、そんなことかと思います。
ちなみに、父の団十郎さんから学べることは、もっと多いですが、
長くなったので、またの機会に書きます。
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