【第92号】 フランチャイズ業界、健全化計画 |
こんにちは、鬼頭です。
さて先日、メルマガで新刊の一部をご紹介させて
いただきました。
さっきも、編集長とお話をさせていただきましたが、
新刊の5章〜エピローグまでの流れは、
一読の価値があるのではないかと自負しています。
ちなみに、本の構成ですが、
1、現在の外食産業に対する、私の見解
2、まずは市場を選び抜こう!
〜「串焼き」業態、発掘のプロセス〜
3、開業後のステップはこうしょましょう
4、赤字店舗開業の原理原則
5、今の時代における、飲食店経営のヒント
という感じの内容になっています。
今までの著作では、自分の成功のプロセスを法則化し
原理原則にまとめる作業をしてきましたが、
今回は、自分の直感にしたがって書き下ろしています。
プロローグの部分にも書いていますが、
「どうしたら成功できるのか?」
という、問いに対する答えは、1つではありません。
わたしの主張するところの正反対のパターンで成功を収めて
いる経営者の方を何人も知っております。
私たちのように、もともと資産を持たない人間が、
ビジネスの世界で成功を収めようと思ったら、
持てる力を何か一つに集中しなければなりません。
それは、同時に、数ある成功可能性の中から1つを選択し、
それ以外を手放すことを意味します。
この本で述べる、私の主張は、あらゆる可能性の中から
私が選んだのがこれでしたという、
結果報告的なものですので、それ以外に成功のパターンは
存在しないというわけではないことを、
ご理解いただきたいと願っています。
いろいろな可能性の中から、ビジネスを選択する最後の
決め手は、好みだと思っています。
この指摘は、意外と深いですよ、、、、
そんなこんなで、本日は、第5章のなかからご紹介です。
以下・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フランチャイズを活用しましょう
現代ほど、フランチャイズのシステムが必要になる時代は
無いと思っています。
なぜなら、自分で業態を開発しても、以前のような確率で
成功することができないからです。
私は拙著『小さな飲食店 成功のバイブル』で、
飲食業で起業するなら、フランチャイズには加盟せず、
自分で業態開発した方がよい、という意見を述べております。
しかし、それは完全に過去の話となりました。
もちろん、自分で業態を開発することに成功すれば、
最大のリターンを得ることが出来ます。
しかし、大きなリターンには大きなリスクが伴うものです。
現在は、そのリスクがあまりにも高すぎると感じるがゆえに、
フランチャイズを必要とする時代になってきたと思うわけです。
そう簡単には成功することが出来ない時代、
もっときつい言い方をすれば、
ほとんどの人が失敗をする時代ともいえます。
そのくらい、業態の自社開発に成功することは難しくなってきています。
業態というのは、極めてデリケートなバランスの上で成り立っています。
立地、席数、客単価、接客、メニュー、内外装、ロゴデザイン、などなど、
様々な要素が複雑に絡み合ってバランスする総合的なものですし、
その店を支えているノウハウも非常に深いものがあるのです。
以前、とある巨大外食企業の創業者の方とお話をしたことがあります。
外食産業では紛れもなく立志伝中の人物です。
その方は、私との会話の中で、
「業態というのは、それを立ち上げた人材がいなくなると、
突然、崩れだすものだ」
という、発言をしておりました。
「業態には、魂が宿る」とも、おっしゃいます。
幾度となく、新しい業態の開発にチャレンジし、
成功と失敗を繰り返してきた、大御所らしい素晴らしい指摘であると、
いたく感動した記憶があります。
これは、本当に深い言葉だといえます。
人生の全てをかけて取り組み、業態に命を吹き込むことができて、
はじめて業態は完成に向かいます。
その上、運が味方しないと、業態開発で成功することは出来ないのです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、紛れもない事実です。
大手居酒屋チェーンの社長が以前、
雑誌のインタビューで、「一人一業態」説を唱えていました。
その意味することは、人が一生のうちに作り出せる業態は
一つしかないと言うことです。
もちろん、才能溢れる社長であれば、
何業態も成功させることができるかもしれませんが、
そんなケースは稀ですし、
全ての業態を長期にわたって繁栄させ続けることは、
ほとんど不可能に近い行為です。
長々と解説してまいりましたが、業態を開発し成功に
導くことが難しくなっている時代には、
当然のように成功した業態の価値が高まることになります。
つづく、、、、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、いった具合に、私はフランチャイズシステムに大きな
関心を寄せています。
でも、従来のようなフランチャイズではダメ。
どの点が、まずいかも本書では指摘しています。
これから起こる、時代の変化。
その変化は、確実に私たちの意識を変えていきます。
意識が変わることによって、社会が変化するともいえます。
その変化の過程で、共存という思想が高まっていくと思います。
逆に言えば、独り勝ちの時代が終わるということですね。
本部だけが儲かる時代の終わりの始まり。
多くの人たちを幸せにするビジネス。
フランチャイズには、そんな可能性が秘められています。
フランチャイズのイメージが悪いのは、過去、ムチャをして
加盟店を泣かせ続けた、企業が存在したからに過ぎません。
この不況に、そんな企業は淘汰され、
優良なフランチャイズ企業のみが生き残るという、
業界健全化の流れが始まっていくでしょうし、
そうしなければならないとも思っています。
出版やコンサルの仕事を始めてから、
フランチャイズに加盟をすることで、酷い目にあっている
経営者をたくさん見てきました。
もちろん、加盟することで上手く行っている経営者も
見てきております。
やはり、システムやノウハウというのは、使うものの心次第で
善く、悪くもなりますね。
そんなことを思う、今日この頃です。。
【店舗再生の診断します】
焼きトン店が相変わらず絶好調です。
名古屋の店舗は、10月度、過去最高売上の更新が
間違いない状況です。
今のペースで売上が推移すると、月商330〜350万円
で落ち着きます。
ちなみに11坪で、夜のみの営業です。
この売上水準になると、オーナーの収入は
月収100万円以上になりますね。
なんせ原価率は26%。
こういった、数字の出方。
めちゃめちゃ、私の好みです。
日に日に、不振店の再生に自信をつけてきています。
ご相談は随時、受け付けていますので、気軽に連絡
くださいませ。
私が開発した、最新の黒字化理論で、再生可能か
どうかを検討させていただきます。
前回は、多数の連絡ありがとうございました!!
連絡先は、こちらになります。
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まずは、こちらを見て、鬼頭流飲食店経営手法の
原理原則を学んでみてください。
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その後、勉強会等で、現実の経営状態をどのように
変革していくのかという、
ケーススタディーをしましょう!
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コスト意識の高さは、会社の強さに直結しますよ。
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